今回はWEリーグのチケットの購入方法についてまとめてみたいと思います。
この記事を書いている私は、昨年・一昨年のシーズンで、リーグ戦・カップ戦はほぼ全ての試合に足を運んできたので参考になる部分があるかもしれません。
WEリーグのチケット事情は少し複雑な部分もあり、一部罠のようなシステムがあったりするので今回はWEリーグ初心者の方に向けて「チケットの買い方」解説をしてみたいと思います。
また、自分用の忘備録として各アウェイスタジアムのどこに座るのがおすすめなのか、みたいな情報もここにメモがてら書き残してみたいと思います。
レギュレーション
まずは初歩の解説です。
WEリーグクラブはそれぞれ、1つのシーズンに3つの大会を戦います。
・WEリーグ
全12チームでホーム&アウェイ方式で2回ずつ対戦
おおよそ9月中旬開始〜5月末ごろに終了
・WEリーグカップ
4グループに分かれてホーム&アウェイで対戦、その後勝ち上がった4チームで決勝トーナメント
今シーズンは9月頭開始〜11月頭に終了
昨年はWEリーグ開幕前に決勝まで行うスケジュールで行われました
・皇后杯
各地域の代表とWEリーグクラブを含めたトーナメント戦
WEリーグクラブは12月頃に予選5回戦から参加をして、1月中旬から末ごろに準決勝・決勝
名称は人それぞれかと思いますが、主には上から「リーグ戦」「カップ戦」「皇后杯」と言い分けることが多いかなという印象です。
また、WEリーグはJリーグでも導入予定とされている「秋春制」をリーグ開幕当初から採用しており、9月頃にスタートしてから、1月頭あたりに中断期間に入り、3月ぐらいに再度リーグがスタートするようなスケジュールになっています。
これらそれぞれの試合にチケットの購入が必要になってくるので、以下よりチケットの購入方法を紹介します。
チケットの購入手段
WEリーグのチケット購入の主な手段は、WEリーグチケットを使用したものです。
大宮アルディージャベントスの公式サイトに、購入までの流れを非常に分かりやすく図示されたものが公開してあったので、そちらを引用させていただきます。
https://www.ardija.co.jp/ventus/ticket/
上記にある通り、WEリーグチケットサイトで「購入手続き → 決済 → 発券」とするのが基本的な購入の流れになります。
基本的にどのクラブも前売りチケットは当日価格よりも500円安くチケットを購入できるため、前売りチケットで購入するのが最もお得な購入手段になります。
が、ここにはちょっとした罠のようなものがあります。
上記の画像にもあるように各種手続きの細々と「手数料」がかかっているのが分かりますでしょうか。チケットを購入するためにクレジットカードを使用、各種コンビニで発券するというやり方でも最低220円の購入手数料がかかります。
これはチケット1枚あたりにかかる手数料になるので、まとめて購入したとしてもチケット枚数分の手数料がかかってきます。
また、支払い方法を各種コンビニ払い、コンビニ発券にすると、手数料だけで550円がかかってしまいます。これを前売りチケットを買った方が当日チケットよりも高くなってしまう、通称「前売り価格のオーバーラップ現象」と個人的には呼んでいます。
そのため、WEリーグチケットをクレジットカードで購入する予定がない場合は、会場に行って当日券を購入した方が良いとも言い換えることができますね。
MOALAについて
また、チケットの発券方法にはコンビニ発券に加えて「MOALA(モアラ)」という手段があります。
これはチケットぴあの電子チケットサービスで、わざわざコンビニまで行って紙チケットを発券することなくチケットを入手できるチケッティングサービスです。
MOALAで発券したチケットの購入画面
スマートフォンを係員に提示するだけでスタジアムに入場することが出来るので、チケットの発券忘れ、発券したけど家に忘れてしまった…といった事故を防ぐことができます。
また、それだけではなくスマートフォンでQRコードが表示できるリンクをLINEなどで簡単にシェアをすることができるので、チケット分配まで簡単に出来てしまう優れものです。非常に便利なシステムなので、チケットを購入する際にはMOALAを選択するのがベターな選択かと思います。
が、こちらにもちょっとした落とし穴があります。
私もこの仕様を知った時には「そんなことがあるのか」と思いましたが、なんとこのシステム、使えるスタジアムと使えないスタジアムがあります(そんなことがあるのか)。
昨年もこのシステムを使えるスタジアムでは使っていましたが、使えないスタジアムではわざわざ紙チケットを発券して……といったことをしていました。
体感的には6割ぐらいしか使えるスタジアムがなかったように感じますが、基本的には便利なシステムなので、チケットを購入時に「MOALAで発券」という項目があれば迷わず利用してもらっていいと思います。
また、クラブによってはWEリーグチケットを介することなくことなく、独自のチケッティングサービスでチケットを入手できるクラブもあります。それは後ほどの項で説明いたします。
スタジアム使用率
WEリーグクラブにはそれぞれホームスタジアムと設定している会場がありますが、チームによってはメインスタジアムの使用率が70%を切っているところもあります。
念の為、過去3シーズンのリーグ&カップ戦のホームスタジアムとして使われたスタジアムをチームごとに集計してみました。
【各クラブホームスタジアム 累計使用率】
I神戸
ノエスタ(29回/82.9%)
JG堺1(3回/8.6%)
神戸ユ(1回/2.9%)
国立(1回/2.9%)
ヨドコウ(1回/2.9%)
東京NB
味フィ西(33回/91.7%)
味スタ(1回/2.8%)
AGF(1回/2.8%)
多摩陸上(1回/2.8%)
マイ仙台
ユアスタ(31回/83.8%)
Qスタ(1回/2.8%)
味フィ西(3回/8.2%)
セイホク(1回/2.8%)
女川ス(1回/2.8%)
EL埼玉
熊谷陸(33回/94.3%)
正田スタ(1回/2.9%)
川越(1回/2.9%)
新潟L
デンカS(18回/50%)
新潟陸(14回/38.9%)
五十公野(4回/11.2%)
AC長野
長野U(36回/100%)
広島
広域第一(28回/77.8%)
等々力(1回/2.8%)
Eピース(7回/19.5%)
大宮V
NACK(36回/100%)
千葉L
フクアリ(24回/68.6%)
オリプリ(11回/31.5%)
浦和
浦和駒場(32回/86.5%)
埼玉(2回/5.5%)
熊谷陸(2回/5.5%)
味フィ西(1回/2.8%)
相模原
ギオンス(33回/91.7%)
レモンS(2回/5.6%)
ニッパツ(1回/2.8%)
C大阪
ヨドコウ(12回/85.8%)
ヤンマー(1回/7.2%)
HATO(1回/7.2%)
※2023-24、2022-23、2021-22シーズンのWEリーグ・WEリーグカップのホーム扱いのスタジアムを集計。また、2024-25シーズンのWEリーグ・WEリーグカップで使用予定のスタジアムも集計に含む。
※WEリーグカップの準決勝・決勝で使用したスタジアムも集計内に含む。
つい調子に乗って全クラブ分の集計をしてしまいました。
これを確認すると千葉や新潟なんかはメインスタジアムとして定めている会場の使用率が比較的低めですね。やはりスタジアムの運営費などを考えると会場の使用料が安かったり、警備費が少なくて済む場所でやりたいということでしょう。
そのため、対戦する際には「どこの会場で試合をするのか?」という部分は必ずチェックしておくといいでしょう。
少し話は逸れますが、メインスタジアムの球技専用スタジアム使用率の高さはWEリーグの良いポイントです。ノエスタ、西が丘、フクアリ、NACK5、ヨドコウ、ユアスタ、長野U、それに加えてサンフレッチェ広島レジーナは新スタジアム・ピースウイングスタジアムでの試合も多くなっています。
12チーム中8チームが球技専用スタジアムで試合を見られるということもあり、選手をより間近で楽しむことができるところは非常に大きなアドバンテージだと思っています。
何時間前に行ったほうがいい?
スタジアムやチケットの話題はネットで検索をすれば山のように情報が出てきますが、あまり話題にされにくいのが「何時間前にスタジアムに行ったほうがいいの?」という話。
結論から先に言うと、キックオフの1時間前に座席に座っておくのが個人的なおすすめです。選手たちのウォーミングアップ開始は大体キックオフの45分前頃からスタートするからです。
試合前ウォーミングアップの風景
まずはGKの練習、続いてフィールドプレーヤーたちが入場する形で試合前のウォーミングアップをスタートします。
特にサッカーをやっているお子さんがいるご家族なんかは、このウォーミングアップの場面をよく見ておくことも大事だと思います。プロ契約を勝ち取ったプロの選手たちの技術の高さには驚かされます。
よく「女子サッカーは男子に比べてスピード感がない」などと言われたりもしますが、実際にスタジアムに行って見てみると、うっかり声が出るほど力強いキック、綺麗な弾道のロングキック、華麗なボールタッチなど、選手たちの技術の高さが一番見ることができます。
各チームごとのチケット価格とアウェイ席
ここからはWEリーグ全クラブのチケット価格と座席割りをまとめてみました。
これらの紹介と実際に足を運んでみた感想、それに加えてビジター側として行った際の座席の選び方のおすすめなども合わせて紹介をしていきたいと思います。
注意点:筆者本人の感想が多くなる項目ですので、あくまでも参考程度にご確認いただけますとありがたいです。
メイン自由席2階席からの風景
三菱重工浦和レッズレディースのホームスタジアムは「浦和駒場スタジアム」です。JR浦和駅からバスでサクッと到着できる会場です。
アウェイの観客はチケット区画で言うと「ビジター自由席」、いわゆる駒場の「出島」と呼ばれるエリア以外はビジターグッズを着用することは出来ません。
この出島エリアは、屋根がない場所になるので観戦環境としてはかなり厳しく、雨が降ったり、日差しに照らされたときには自然の厳しさをストレートに受けるしかありません。
一昨年には観戦中に大雨が降り、屋根もない中で大粒の雨粒に打たれ続ける滝行のような経験をした覚えがあります。
ただし、公式サイトには以下のような記載もあり
※ビジターチームのユニフォームやグッズを身に着けての入場・観戦はビジター自由席のみとなります。ご理解とご協力をお願いします。ビジター自由席以外で着用、観戦されている場合はお声がけさせて頂きます。
ビジターグッズを着用しなければ、実質的には屋根のあるスタンド席での観戦も出来るようです。ただし、あくまでホーム側のお客さんの扱いになるはずので、観戦マナーには気を使わないといけないことだけは承知しておいた方がいいでしょう。
ただ、スタンド席での観戦(ここでいうチケットの割り当てとしては、メイン自由席)においては、前売り価格2000円の座席で1階席・2階席のどちらでも着席することが可能でもあるので、広くピッチを俯瞰するなら2階席などを利用するといいでしょう。
また、スタジアム内の売店に関しては、ホーム側のスタジアム内には売店があり、スタジアム外のコンコースにもいくつかのスタジジアムグルメカーがありますが、かなり混雑するので事前に食べていく方が無難だとは思います。
ビジターシートからの風景
INAC神戸レオネッサのホームスタジアムは、ヴィッセル神戸もホームスタジアムとして利用している「ノエビアスタジアム神戸」です。客席全面に屋根があり、観戦環境としてはかなり快適な仕様となっています。
そして、なんといってもWEリーグ開催においては「前売り券と当日券の値段が変わらない唯一のスタジアム」でもあります。
そのため、手数料を差し引きすると当日券を買った方が手数料分が安くなるというバグが発生しています。
昨年は「本当か?」と思いながら前売り券は確保せずに当日券売り場に行くと、ビジター席も含めて普通にチケットが買えてしまったので、ノエスタに行くなら前売り券は買わない方が手数料分お得に入場することができます。
一つ注意点としては、望遠レンズの持ち込みは禁止。一昨年に訪れた際に、いつものように望遠レンズを構えたところ警備員が飛んできてその旨を伝えられました。「ええ……」とは思うような決まり事ですが、もルールはルールなのでカメラを持っていく人は気をつけてください。(だったらカメラ撮影用の座席を売ってくれよ、みたいな話でもあるのですが)
また、ビジターエリアの割り当てはかなり狭く、端の端のポツンとした一区画だけが割り当てられているような感じ。上記のイラストではゴール裏側に「ビジター」という区画が割り当てられているように書かれていますが、実態はその左側の小さい区画のみがビジターシートとして利用できます。
そして中に入るとほとんどスタグルがないので、近くのコンビニで食料や飲み物を確保した上で乗り込むのがいいのではないかと思います。
メイン指定席ホーム側・最前列からの風景
日テレ・東京ヴェルディベレーザのホーム会場は「味の素フィールド西が丘」です。
当日チケットを会場窓口で購入しようとすると、前売りチケットに+1,000円されるので素直に前売りチケットを購入した方がいいです。
ビジター割り当ての座席はメインスタンドから見て左側のゴール裏。また、メインスタンドは指定席になっており、メインスタンド左側はビジター用としての利用もかなり多いです。
メインスタンドは傾斜もほどほどかつ、ピッチとの近さには驚くほどで、一番前の座席を選択すると後半に向けてウォーミングアップをしている選手たちに隠れて試合が見られないこともしばしばあります。なので私のように「ピッチレベルで写真を撮りたい」という強い意志がなければ、メインスタンド最前席はやめておいた方がいいでしょう。
味の素フィールド西が丘は、国内屈指の「ピッチとの距離が近いスタジアム」でもあるので、ゴール裏のチケットを取ったとしてもゴールキーパーがほとんど目の前で見られます。これに関してはどこのチケットを取ってもほとんど後悔することはないでしょう。
屋根がないことを除けば。
ただ、味の素フィールド西が丘はスタグルカーが非常に種類豊富であり、会場から徒歩数分圏内にはセブンイレブンもあります。
食事に関してはふらっと会場まで足を運んでしまってから決めてもいいですし、逆に会場以外では最寄駅の「本蓮沼駅」の周辺にはコンビニ以外にこれといった食事処はないので気をつけてください。
(ビックスワン)ビジターゾーン自由席からの風景
(新潟市陸)ビジターゾーン自由席からの風景
アルビレックス新潟レディースのメインスタジアムは「デンカビックスワンスタジアム」です。新潟駅から頑張れば歩きでも行けますし、バスに乗ればもっと素早くスタジアムまで到着できます。
新潟駅まで新幹線で行って、新潟駅で時間を潰して、新潟駅でご飯を食べて、そして新潟駅からビッグスワンに行って、新潟駅に帰ってきて祝勝会をするような新潟駅中心の遠征にはなりますが、個人的には非常に好きな遠征です。
アルビレックス新潟レディースと対戦する時には「市陸開催」、つまり新潟市陸上競技場開催にあたることもあります。前項で出てきたデータを元にすると約4割ほどのホーム戦が市陸での開催となっていますが、こちらに当たると屋根がないので結構苦労します。アクセスは悪くないのですが。
ビッグスワンを例に出すとビジター自由席は、メインスタンドから見て右側のエリアになります。昨年このエリアを利用したのですが、思っているよりもかなり広いエリアがビジターとして割り当てられており、特段そこまで大きな理由がなければビジター側のサポーターはこの座席を選んで損はないと思います。
また、ビッグスワン開催の時には入場ゲートからすぐにあるエリアでスタグルは手広く販売されています。中には「新潟といえば」でお馴染みの日本酒の販売、さらにこいらも新潟とえいばでもある「風味爽快ニシテ」の生ビールも販売してあるので、食事面に関してはスタジアムで済ませてしまうのもいいかもしれません。
ただし、寒い季節にあたってしまうと、心が折れそうになるほど寒い環境での試合観戦になるので防寒対策だけはどうかお気をつけて。
サンフレッチェ広島レジーナがホームスタジアムとして使用しているのは「エディオンピースウイング広島」です。こちらのスタジアムが使用開始されたタイミングでベレーザがそのシーズンでの広島開催の試合を終えていたこともあり、実はまだ私は足を運んだことがありません。
そのため詳しいことは書けないのですが、調べたところ独自チケットサイトの「サンフレチケット」を利用することで、前売り/当日ともにチケット購入手数料を0円にすることも可能のようです。
余談にはなりますが、サンフレッチェ広島レジーナは「広島広域公園第一球技場」を使用していました。こちらも球技専用スタジアムであり、かなり快適にサッカーを見られていたのですが、大きな欠点に「広島駅から遠い」というのがありました。
東京から広島までのアクセスは時間や航空券の費用を考えると飛行機を利用するのが最もポピュラーではありますが、広島空港から広島駅までバスを使って30分以上、さらに広島駅から広島広域公園第一球技場まで行くのにさらに30分ほどかかってしまっておりました。
しかし、このピースウイングスタジアムは非常に広島駅から近い立地となっていますので、飛行機で来てもバスに乗っているだけでスタジアム近くまで行けますし、さらに言うと新幹線に4時間ほど乗っかるだけで簡単にスタジアム近辺に到着できます。
このアクセスの容易さは非常にありがたいポイントですね。(もうアストラムラインに乗らなくてもいい嬉しさと、この機会がなければ乗れない悲しさが同居しています)
また、ピースウイングスタジアムには、広島広域公園第一球技場にはなかった屋根まであるのはとても嬉しいポイントですね。
直接足を運んでいないのであまり詳しいことは書けていないのですが、次のシーズンに初めて訪問するので、訪問後にこちらの記事に追記を書いておこうと思います。
(フクアリ)メインシート・アウェイ寄りからの風景
(オリプリ)メインシートのアウェイ寄りからの風景
8月20日時点で24-25シーズンのチケット情報が唯一出ていないのがジェフ千葉レディース。
メインのホームスタジアムは、ジェフユナイテッド千葉もホームスタジアムとして利用している「フクダ電子アリーナ」です。シーズン中には、ゼットエーオリプリスタジアム(市原臨海といった方が馴染みがある人も多いでしょうが)も3割ほど使用しています。
フクダ電子アリーナはサッカー専用競技場で全面屋根あり、最寄駅からもそこまで遠くないし、駅からスタジアムまでの道中にいくつか食事を出来るところやコンビニなどもある、とても便利なスタジアムです。
フクアリ開催になった時には心配はないのですが、ゼットエーオリプリスタジアム開催になると結構厄介ではあります。
ゼットエーオリプリスタジアムは、かつてのジェフユナイテッド千葉がホームスタジアムとして使用した伝統のあるスタジアムですが、最寄駅から徒歩30分。もはや公式サイトのアクセスガイドでは「タクシーで10分」という表記が出ているほどアクセスに関しては頭を抱える場所にはなってしまいます。
昨年にこちらの会場で試合をする機会があったので、行きは徒歩、帰りはバスを使用しましたが、アクセスの面だけで言うと「市原臨海かー…」となるほど。
ただ、チケットの選び方については、フクアリで試合をするなら全面に屋根があるのでどこに座ってもいいですし、ゼットエーオリプリスタジアムで試合をするのであれば屋根のある席は販売されてないので、こちらもどこに座っても大丈夫だと思います。
また、ご飯の面でも市原臨海には売店テントがいくつか、フクアリの方にも選択肢はそこまで多くなかったので、最寄駅や道中で購入していくことをおすすめいたします。
バックスタンド・ホーム自由席のアウェイ寄りからの風景
大宮アルディージャVENTUSのホームスタジアムは「NACK5スタジアム」です。
国内屈指の良スタジアムで、とくにピッチとの距離の近さにおいて、右に並ぶスタジアムは少ないでしょう。駅からのアクセスも悪くなく、大宮駅から歩いて行ける距離にあります。
そしてなんといっても屈指のチケット代の安さが魅力です。前売りチケットで購入をすればビジター自由席については1,700円(!)と2,000円を下回るチケット代金なのは魅力的です。また、ゴール裏とバックスタンドの座席の価格が変わらないという点も良さではありますが、今年からバックスタンドにはアウェイグッズの着用が拒否される文言が追加されています。
そしてこちらも手数料を考えると現地でチケットを買っても差額が100円未満になるスタジアムです。チケットは現地に行って購入してもいいかもしれません。
スタグル情報ですが、スタジアム内部でのスタジアムグルメはかなり渋めではありつつも、スタジアム外にキッチンカーがありますのでそちらを利用するか、大宮駅付近に数多ある飲食店を利用する形が賢いかなと思います。
南メインA自由席からの風景
ちふれASエルフェン埼玉がホームスタジアムにしているのは「熊谷スポーツ文化公園陸上競技場」です。
『熊谷が思っている以上に遠すぎる問題』というのが個人的にはあるのですが、熊谷駅からはバスでも、レンタルサイクルでもアクセスが可能で、レンタルサイクルで行く場合にはスタジアム近くにあるステーションに自転車を置いて会場することができます。
レンタルサイクルは思っていたよりも綺麗な自転車を借りられます
熊谷の自然はかなり気持ちがいいので、天候や季節次第では気分転換として利用してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、こちらの会場は「なぜかアクセスが充実しているな…」と思っていたのですが、ラグビーの最強チーム・埼玉ワイルドナイツの本拠地が同敷地内の存在しているのも影響していそうです。
とんでもなく立派なラグビー場があります
座席に関しては、特別な事情がなければ『メインA自由席』を選んでおけば問題ないです。屋根がありますので本当に快適にサッカー観戦を楽しむことができます。ゴール裏に行かれる方は、雨や日光との戦いになるのでお気をつけください。
また、エルフェンの試合会場はスタジアムグルメが充実していて、かなりの数のキッチンカーが試合会場に駆けつけています。おそらくキッチンカーの数だけで言えばWEリーグトップなのではないかと思います。
係員の方々も優しい方が多いので、毎回行くたびにほっこりしながら帰ることになります。東京まで帰るのに信じられないぐらい時間がかかることを除けばとても良いスタジアムです。
自由席・メインスタンドのややアウェイよりからの風景
昨年からWEリーグに参入してきたセレッソ大阪ヤンマーレディースのホームスタジアムは、「ヨドコウ桜スタジアム」です。リーグ参戦から全ての試合でこの会場を利用しています。
「さすがのサッカー専用スタジアム」と言わんばかりの快適な試合会場が可能です。特にチケット価格も驚くほど安く、上の写真にもあるように素晴らしい観戦環境にも関わらず1,500円で試合が見られてしまうのは本当に素晴らしいことだと思います。
改修されてから日が浅いこともあり全体的に施設が綺麗ですし、新大阪駅から地下鉄で簡単にアクセスできる点もあり大阪遠征はついつい楽しみになってしまうほど良い会場です。
座席については選択肢も少ないですが、普通に自由席を購入するのが一番コスパが良い気がします。
スタジアムの食事事情ですが、スタジアムの外にキッチンカーがいくつかあるので、そちらを利用するのが一番良いかなと思います。ビールのカップがちゃんと凝ってある点も高評価ですね。
クラブオリジナルデザインのビールカップ
Sゾーン席(ビジターメイン)からの風景
マイナビ仙台レディースのホームスタジアムは「ユアテックスタジアム仙台」です。
仙台駅まで新幹線でワープしてしまえば、あとは電車に乗っていればあっという間に到着します。こちらもサッカー専用の球技場であることに加えて、全面に屋根があるので天候を気にすることなく試合を観戦することができます。
一昨年にはビジターシートのチケット代金だけが3,000円になっていて全WEリーグクラブのファンから大バッシングをされた影響か、昨年からはチケット代が少しだけ安くなりました。メインスタンドでも2,000円とリーズナブルな点はいいですね。
全面に屋根がありますし、アウェイシートもメインスタンドでもゴール裏でも分かりやすく案内されているので、自分の好きなところに座って大丈夫だと思います。
また、偶然私が行った試合がそうだっただけなのかもしれませんが、スタジアム来場特典が盛りだくさんな印象があります。入場した途端に仙台銘菓の萩の月をいただいたり、観戦するには寒い環境だったのですがホッカイロを普通に配布していたりと至れり尽くせりでした。
来場者特典でもらった仙台銘菓・萩の月
みなさんが転職でマイナビを利用するたびに儲かったおこぼれをいただいていると思い、感謝をしながらいただいた記憶があります。
アウェイ自由席からの風景
AC長野パルセイロ・レディースのホームスタジアムは「長野Uスタジアム」です。個人的に私の好きなスタジアムの一つです。
特徴はスタジアム名にもあるようにUの字型に広がる屋根です。おかげで天候に左右されずに快適に試合を観戦できます。
長野駅からのアクセスが若干難しいという難点こそありますが、到着してしまえば都です。凄く良い観戦環境になっているので、あとはサッカーを楽しむだけです。
座席に関してはゴール裏にも屋根があるので、特に理由がなければアウェイ自由席の座席を確保してしまうのがコスパがいいと思います。
ただ、スタジアム周辺で飯にありつくのがそこそこ難しく、スタジアムから少し歩いたところにあるごちゃごちゃした雑貨店みたいな名前のハンバーグ屋ぐらいしか選択肢がないという欠点はあります。
静岡で有名なさわやかに匹敵するほど美味しかったハンバーグ屋
ただ、それを差し置いても長野の過ごしやすさや、スタジアムでの素晴らしい観戦環境を考慮すると毎回満足できるのでおすすめのスタジアムです。
A自由席のアウェイ寄りからの風景
ノジマステラ神奈川相模原のホームスタジアムは「相模原ギオンスタジアム」です。東京からずっと左の方に進んでいくと到着する、個人的には魔境のような場所にあるイメージのスタジアムです。
アウェイ席が芝生になっているという、自然共演型のスタジアムです。ただしメインスタンドには屋根がついているので、A自由席を選んでしまえば場所によっては日陰の環境で試合を楽しむことができます。
そして立派なキッチンカーがズラリが並んでいるので、自分の好きな飯を好きなだけ選ぶこともできてしまいます。
相模原ギオンスタジアムのキッチンカー
到着してしまえばあとは自分の好きなようにご飯を選んで試合開始まで時間を潰すといいでしょう。
まとめ
色々と紹介してきましたが、WEリーグは結構面白いので興味があれば足を運んでみても良いのではないでしょうか!
また、日テレ東京ヴェルディベレーザの応援のしおりも書いているので、こちらを読むと24-25シーズンのWEリーグを楽しむ手助けになるかもしれません。
以上です。
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